断捨離というと、どうしても「もう使わないとはわかっていても思い出があるから捨てられない」
という壁に一度はぶつかってしまいます。

そんな時に、後悔せずに上手に踏ん切りをつけるために私が意識している考え方を、ご紹介します。


【1】小さくなった子供服。もう着ないけれど…


私が断捨離を始めてまず先に取り掛かったもの。

それが、大きな衣装ケース何個分にもなる、小さくて着れなくなった子供服でした。

狭い家の中で、結構なスペースを占領しています。

そしてこれは、どこかで処分しないと今後もどんどん増え続けること確定のもの。

自分の子は小さくてもう着られないとはいえ、まだまだキレイで状態のいいものもあります。

なので捨ててしまうには抵抗がありますが、お下がりとして人に譲ったり古着屋に引きとってもらうなどして、リサイクルという方法で、とにかく手放す必要があると感じていました。

長女が着たものを5年後に産まれた次女が着て、そして次女もすくすくと成長して3歳になりました。

自分の年齢的にも体力的にも、3人目はさすがにキツイな…と感じていながらも、なかなか子供服を処分する気持ちになれなかった私。

どこかでまだ、「気が変わってもう一人産みたくなるかも知れない」という心配もあったので(笑)

そこで「40歳の誕生日までは答えを保留しておこう!」と謎の期限を設定してそれまでは子供服も処分せずにとっておくことにしました。

40歳の誕生日を迎え「やはり3人目は無理」という自分の意思が変わっていないことを確かめた後、夫にもさりげなくその話をしました。

「子供の小さくなった服とか、もう処分してもいいかなぁ。3人目はもうキツイよね~」

という感じでサラッと言ってみたところ、夫も同感だったようですんなりと話はまとまりました。


【2】思い出の品を手放すのは辛いが


そこで、気が変わらないうちにさっそく子供服の断捨離にとりかかろう!と立ち上がった私。

お下がりとして譲るような相手も思いつかなかったし、人との物品のやり取りや連絡で気疲れしてエネルギーを消耗する余裕は無いので、ここは気軽にポンと置いてくるだけの古着屋リサイクルに出そうと決めました。

まだ状態が良くていいブランドのもの(ほぼ貰いものですが)は買い取り査定に出し、それ以外は買い取りではなく、主に海外に輸出される「無料回収ボックス」に入れることにしました。

可愛い我が子が着た衣類をまた誰かが着てくれるかも知れない、ゴミになるわけじゃない、それにずっと家に保管しておくスペースも無い。

そう思って仕分け作業に取り掛かったものの、やはり実際に小さな子供服を手にとると、それを着ていた時の子供たちの小さくて可愛らしい姿やたくさんの思い出がよみがえってきて、胸がいっぱいになってしまいました。

ひとつひとつの衣類が、子供たちの分身のようにすら思えてきて、もう愛おしくて愛おしくて(笑)

「なんだか、手放したくないなぁ。ずっと家に置いておきたいなぁ」

そんな気持ちがわいてきてしまったのです。

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【3】思い出よりも、今と、これからを大切にするために


しかし、そこで立ち止まるわけにはいきません。

実際にもう着ない子供服を全て家に保管しておくとどうなるか。

改めて、そのデメリットを考えてみました。


①場所をとる

→他の物を置けなくなる。家が狭くなり、子供部屋や遊びのスペースも作れなくなる。

②管理に手間がかかる

→衣類なので、虫がつかないように防虫剤を入れるなどのメンテナンスが必要。それでも虫がついたりカビが生えたりしたら、その処理もしなくてはならない。精神的に苦痛。


このように、「場所」と「時間」を奪われるわけです。

もう実際に使うことのない「思い出の品」をずっと抱えこむことで、家族が楽しく生活するためのスペースを奪われ、家族で楽しく過ごすための時間も奪われる。

可愛い子供たちの「思い出」のために「実際に今、目の前にいる子供たち」との生活を犠牲にするなんて、本末転倒もいいところです。

そこで、私はこう考えることにしました。

「思い出の品を手放したことで得た時間や空間やエネルギーを使って、これからもっともっと新しい思い出を作っていけばいいんだ。

そのためにも、古い思い出は手放さなくてはならないんだ。

思い出に浸っている時間があったら、今、そしてこれからの未来のために、何か新しいことをした方がずっといい。

とにかく前に進むんだ!!」


そう考えてから、子供服の処分をスムーズに進めることが出来ました。

大きな衣装ケース二つ分は空きました。

この調子でどんどんスペースを作って、子供部屋をひとつ作ることが目標です。

今、ほぼ物置になっている六畳間を子供部屋にしたいのです。

エネルギー枯渇型人間が短い人生を悔いなく生きるためには、とにかくエネルギーの配分先を絞り込む必要性があります。

それさえ忘れなければ、「何を捨てて何を残すか」「何をして何をしないか」の選択は自然に出来てくるのではないでしょうか。