私の中で、おそらくいちばん若かった時の記憶を書き残しておきます。


脳内の「小さい頃の記憶ファイル」の中でいちばん最初に置いてあるやつです。



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場所は、父方の祖父母の家。

少し前に、両親と兄と私の4人で引っ越してきました。

まだ祖父母と同居を始めたばかりで、新しい環境にまだ慣れていない私。



台所のガス台の前に祖母と母が並んで、料理をしています。

祖母が左、母が右に立っています。



私はまだ3歳くらいです。

茶色いコーデュロイのスカートを履いています。

カラフルな「電話機のイラスト」のアップリケが縫い付けてあります。

母の手作りか、親戚のお下がりです。

この頃よく履いていたスカートです。



私は母のそばに行き、

「おしっこ行っていい?」

と母を見上げて尋ねます。


母は

「聞かなくても、だまって行ってもいいんだよ」

と答えました。優しい声です。



私は安心して、一人でトイレに行きました。



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ここで終わりです。

このシーンは、かなりはっきり鮮明に覚えています。

たまに突然頭の中で自動再生されます。

You Tubeならけっこうな再生回数かも。


文字に書き起こしたのは始めてです。

ただ、記憶って、知らず知らずのうちに改変されたり盛られたりするからよくわからなくなりますね。


いいことも悪いことも、都合よくデフォルメされたり改ざんされたり黒塗りで隠蔽されたり自撮りみたいにアプリで色調補正されてキラキラに盛られてたり。



色々考えて辛くなってしまった時は

「過去の記憶なんて全て捏造かも知れないし未来はそもそも存在すらしない」

と自分に言い聞かせて「今見えているこの瞬間」だけを信じて余計なことは考えないようにしています。





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