11月になったので、突然「場面緘黙編」をスタートします。
統合失調症編は12月から再開します。
書きたいことだらけで頭の中がとっ散らかっているため申し訳ありません。
どうかお許し下さい。
このブログの最終目的は
「私の息の根のあるうちに(そして読者様の息の根のあるうちに)私の頭の中の記憶を全てアウトプットしてこの世界に残しておく」
ことです。
言いかえれば、私の脳みそをインターネッツ空間に永久保存すること。
そうすれば、私は死んでも永久に生き続けられるんじゃね!?ということに気付いてしまったんですよ。
板垣死すとも自由は死せず…みたいなことです。
というわけで、記憶の中を行ったり来たりしながらアウトプットしていきますので、ご了承ください。
前置きが長かったですが、そろそろ本題に入ります。
私は、小学校3年の冬に初めて転校を経験しました。
転校初日、当然がちがちに緊張していた私。
転校前の学校でもおとなしいタイプでしたが、この日は普段以上に緊張し、口数も少なかったのです。
季節は冬。
ド田舎の、小さな小学校です。
クラスメイト達は、転校生の私に興味しんしん。
親切にあれこれ教えてくれたり、遊びに誘ってくれたりしました。
嬉しかったです。
でも私は当然、がっちがちに緊張しています。
人見知りが激しかったのですよ。
なので、普段以上に口数が少ないです。
借りてきたネコみたいにおとなし~くしていました。
すると、そんな私の様子を見てある女子が言いました。
「栗山さんって、おとなしいね。」
…と。
次の日も、私は緊張していました。
転校初日に比べれば、だいぶ緊張が解けています。
でも、まだまだ緊張しています。
転校生は物珍しいので、みんなちやほや声をかけてくれます。
あれこれと世話を焼き、構ってくれます。
でも、私はいまいち反応薄いです。
あんまり喋らないし、あんまりギャハギャハ笑いません。
そんな私の様子を見て、クラスの女子数人が言います。
「栗山さんって、おとなしいね」
「そうそう、おとなしいよね」
3日、4日と過ぎました。
あいかわらず私は借りてきたネコのようにおとなしいです。
クラスメイト達もだんだん転校生に慣れて(飽きて)きて、最初みたいに取り囲まれることはなくなります。
その頃には「栗山さんはおとなしい子」という認識がクラス内で共有されています。
私はまだまだ緊張しています。
でも、
「クラスになじまなきゃ!」
「お友達作らなきゃ!」
という思いはあったのです。
休み時間、勇気を出して、気の合いそうな女子に自分から声をかけてみました。
「一緒にお絵かきしよう」
その子は快く「いいよ!」と一緒にお絵かきしてくれました。
嬉しかったです。
でも私はやっぱりまだ、緊張しています。
前の学校みたいに、上手に喋れないです。
机に自由帳を並べて一緒にお絵かきしながら、その子はやっぱりこう言いました。
「栗山さんって、ほんとにおとなしいね~」
と。
たぶんみんな、悪気はないんです。
誰も、転校生の私をいじめようとか、仲間外れにしてやろうとか、そういう気持ちで「おとなしいね」と言ったわけじゃないと思うんです。
ただ純粋に、私がおとなしかったから「おとなしいね」と事実を言っただけだと思います。
でも、何人ものクラスメイトから「おとなしいね」と言われ続けるうちに、私はだんだん
「あぁ、私って、おとなしい子なんだ」
と思うようになります。
そして、転校してから日が経つにつれて、クラスになじむどころか、私は心を閉ざしていきます。
そして、気付いたら一言もしゃべれなくなってしまいました。
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