私は社会人2年目あたりで統合失調症と診断され、その後7〜8年の闘病生活を送りました。



マジで辛かったです(´;ω;`)



統合失調症というと幻覚&幻聴のイメージが強いですが、私ははっきりとした幻覚や幻聴の症状はなかったんですよ。


その代わり、妄想はありました。


それに加えて抑うつ、緊張感、不安感、焦燥感、不眠、その他もろもろのメンタル全般的な不具合です。

今でも抑うつ、不安感その他の不調は慢性的にありますが、当時に比べると全然軽いです。

(今でも十分しんどいけど、なんとか頑張って家事育児できるレベルなので...とはいえ今も十分しんどい)





今振り返ると、初期は明らかにおかしな考えに頭を支配されていました。



診断される少し前。

私はある時突然、頭に湧き上がってきた


「自分の左手を切り落としたい」


という謎の考えに支配されるようになりました。


「リストカットしたい」ではなく、

「左手を自分の体から切り離したい」


という謎の欲求です。


けっして、左手を邪魔にしているわけではなく、左手に恨みを持っているわけでもないんです。


私は、左手を守ってあげたかったのです!


以下、当時の私の心境
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私の体(本体)は、とても苦しい。とても悲しい。


真っ黒でドロドロに汚れた、苦痛と穢(けがれ)の塊だ。


こんな私の体(本体)と一緒にいたら、左手はさぞかし苦しいことだろう。



左手がかわいそう。



左手を守ってあげたい。


左手を逃してあげたい。自由にしてあげたい。


この苦しみから、左手を開放してあげたい。


だから、左手をこの体から切り離すんだ!!



でも、怖いなぁ。

どうやって切り離す?


左手を切り落としたいけれど、痛いのは嫌だ。

それに、そんなことしたら、血がたくさん出て死んでしまうかも知れない。


死ぬのは嫌だ。


でも、このままだと、左手がずっと苦しいままだよ?かわいそう。

早く自由にしてあげなきゃ。



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...こんなこと、本気で思っていたんですよ?


当時の心境を文字にしてみて、改めて自分、相当にクレイジーだったなぁとガクガクブルブルです(´;ω;`)





ちなみに、「自分の意思で論理的に導き出した考え」というよりは、「ある日突然、身体の奥から湧き上がってきた」ような感じでした。


頭のどこかで冷静な私が

「えっ?私なにおかしなこと考えてんの?」

って焦りながらも、どうやってもその考えを追い払うことが出来ませんでした。


まるで何かに思考を乗っ取られたみたいに、自分ではどうすることも出来ません。

それどころか日に日にその思いは強くなっていきました。



その時はまだ普通に働いていたので(普通といってもすでにメンタルの不具合出まくりの時期でしたが)、


「うわぁ...左手切り落としたくてたまらない...」


と心の中で思いながら、表面上は普通に仕事していました。(遅刻常習のゴミ社員でしたが)



切り落としたい!でも怖くて出来ない!


なので、夜、外に出て、左手を前に差し出して、しばらく空を眺めていることもありました。

何してたかって?


空から何か鋭い物が降ってきて、自動的に左手を切り落としてくれるのを待っていたんですよ!!


...もう、この話、精神科医にしか教えていないし文字にしたのも初めてなんですけど、

文字にしたら想像以上にクレイジー過ぎて、自分のことながら震えが止まりません(笑)



※身体完全同一性障害というのも自分の身体を切断したくなるそうですが、それとはちょっと違う感じです。



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