ここ数年の、#MeTooとかフラワーデモの流れを遠目に見ながら、私も声を上げたい、でも思い出してぶり返すのも辛いし無かったことにしたい、でも無かったことにしてたまるか、みたいなモヤモヤの中にいました。

勇気を出して過去の性被害を訴える人たちに対して「勇気を出せて羨ましいな」「勇気があるな、すごいな」「どうか、私の分まで頑張って!」と陰ながら応援するしか出来ませんでした。

そして、こういう性被害関連のニュースを見て私の両親は、兄は、いったい何を感じているんだろうと思っていました。

もう20年以上前の出来事。

成人後、何年もフラッシュバックや悪夢に苦しんで、やっと乗り越えたつもりだけど、

今でも時々、無理やり塞いでおいた蓋が開いてしまっておかしくなる。


10代後半からずっと続いてる原因不明の体調不良も、複雑性PTSDというやつに当てはまるのかも知れない。


統合失調症と診断されて苦しんでたあの前後のいろんなことも、もしかしたら関係があるのかも知れない。

私はもともと、生まれつき感覚が過敏だったりストレスを受けやすい、疲れやすい体質、性質だとは思う。

それに加えて兄に怯えながら暮らした、特に中学生時代やその前後数年間のこと。

色んなもんが絡み合って自律神経イカれたり脳が萎縮したりしてるんだろうな、とうっすら気付いたのが一年くらい前。

複雑PTSDというものを知ったり、自分が兄から受けていたのは紛れもない性暴力だったと知ったあたりから。

それまで「私は強姦まではされなかったから全然被害軽い!私はラッキーだったんだ!」なんて本気で思おうとしてたんですよ。

何がラッキーなんだか。

もっと自分を大事にして、自分で自分を守ってやらなきゃいけないんだ。自分を大切にしていいんだ。辛かった、許せない、って言っていいんだ。

この場で被害の詳細を語るつもりはないし、そんなの気持ち悪くて当分無理だし何か大きな行動に移す気もない。

ただ、私と同じように、人には言えない被害を胸にしまい込んで、表面上は何もなかったような顔で明るく笑って生きてる人はたくさんいるんだろうなと思う。

私もこんな話リアルではしないし、精神科医にすら言うのをためらうし、友達にも誰にも言えなかった。聞かれないから言わないし、聞かれても言わない。


同じような人いっぱいいるんだと思う。



そして、加害者や傍観者だけが、知らん顔でのうのうと生きてる。


クソったれだ。バカ野郎。





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